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Q)新品の靴にソールにゴムを前もってゴムを張る選択肢も紹介されていますが、確かにそれで磨り減るのは防げます。ただせっかくの天然素材のレザーなのに人工の素材を張りをつけるのは、ちょっと釈然としません。(車のレザーのシートに、カバーをかけて乗るような感じ)どういうもんなのでしょうか? さらにソールに張るゴムは、たいてい無粋な黒色ですが、ベージュのソールの婦人靴には、いくら底は見えない、とはいえ、あまりに無神経 に思えます。淡色のゴム底とか、透明ゴムとかって、ないものでしょうか?( 私が知らないだけでしょうか)(男性)
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A)丁寧なメールをありがとうございます。
このようにお書きいただきますと、お返事のしがいがあります。
この業界にも〃インフォームド コンセント〃のようなものがあっても良いのではないか、と孤軍奮闘しております。
毎日帰宅が深夜なもので、お返事が遅くなって申し訳ありません。

以下の質問にお答えします。
1.底にゴムを張る修理(ハーフラバー)に関して。
2.そのゴムの種類


(1)Q&A 靴の修理編 カテゴリー:ソール「前底前面にゴムを貼るのと オールソール貼り替えるのとどちらが良い?Part1」をお読みいただけ ればわかるかと思いますが、基本的にはどちらが良い悪いではなく、2通りのやり かたがある、というスタンスです。
ただ、ヴェラのようなレディスのパンプスタイプのレザーソールは、メンズのそれに比べて、厚みがかなり薄いです(半分以下、2㎜くらい)。特にインポートものの10万円超の最近のハイヒールは、下手をするとかかとのヒールのゴムを数回取り換える頃にソールの方に穴が開いてしまうこともよく見かけます。
さらに、レディスのパンプスタイプの構造からして、セメント製法という、アッパーに直接接着剤で張り付けているものがほとんどで、革の通気性も期待できない、ソールを減らしてしまうと張替の際に靴に掛かる負担が大きく、何度も貼り替えるというのが物理的に難しい、ということがございます。
それから構造的な部分以外にも、ヴェラのような定番物は違いますが、普通のレディスパンプスの場合、流行に左右されやすく、次のシーズン には 構造的には問題無くても、履けないということもあります。
以上のことから、パンプスタイプの靴は、ソールを貼り替えて長く履くという性質のも のではない、という個人的な判断から、お勧めしております。
それに日本の気候(雨が多い)、生活習慣(家の中では履かない)を考えれば、決して車のシートのカバー(僕もキライです)というのとは、ニュアンスが違うと ご理解ください。

個人的に今までの修理をしてきた経験があって

・男性なら、グッドイヤーウエルト製法で革のソールの場合で耐久性にプライオリティーを置くなら、オリジナルの革のソールはそのまま穴があくまでまず履く、そして張替えの際にラバーのソールに張り替えるですね。

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・女性ならパンプスタイプ(男性のセメント製法も)は、元のソールを減らさない方向で対処する、新品かソールがそれほど減っていないうちにハーフラバーを張るというのが、こちらの見解です。

(2) ソールに貼るゴムの色の種類は、当店では
・ベージュ
・薄茶
・濃い茶
・黒
・赤
などで対応しております。
ヴェラでしたら、ベージュを貼っておりますが、とても好評です。


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