Q&A 幅広?幅細 ?自分の足を知る事が大切

身長と体重で痩せ型か太り気味か測る方法がありますよね、その足版です。
質問者は女性ですが、男性用の数字も紹介しております、自分の足は幅広なのか幅細なのかの目安にご参考ください


足に合った靴.jpeg


Q)はじめまして。私は東京でOLをしております。
以前から、靴が合わなくて悩んでまして、是非アドバイスをいただきたく、メールさせていただきました。

いつもヒールのある靴を履くと、小指が痛くなります。
自分では、おそらく幅が広いのだろうと思い、そのような靴を比較的選んで購入していますが、午前中はそうでもないのですが、 帰宅するころには、足の小指が靴にあたって痛くなってしまいます。
さらに我慢して履いていると、小指の爪が隣の指を攻撃します。

この様な場合、靴を伸ばせば解決するでしょうか? 御サイトで紹介されております、シューズストレッチャーという靴を伸ばす道具の購入を考えておりますが、 良きアドバイスをお願いいたします。

参考になればと思い、足のサイズと靴の写真を一緒にお送りします。
足のサイズは、22.5 センチ。
親指と小指の付け根の一番出っ張っているところの幅は、9.2 センチ。
その周囲は、21.7 センチです。(女性)



A)さて、フィッティング(靴合わせ)です。
これだけデータがあれば、お返事のしがいがございます。
ただヒールの高い靴はちょっと事情が異なるかもしれませんが、男性女性関係なく考え方として。

靴を伸ばせば解決するかどうかは、靴選びが間違っていない、という前提が必要です (元々根本的に合わない靴は伸ばすだけでは、足に良くありませんし、他の不具合が出てきます)。
フィッティングに一番大切なことは、自分で自分の足のことを〃良く知る〃ということです(服でもそうですよね)。

それには、次の3つのサイズは最低限計っていただきたいです。 そして、肝心なことはその数字が何を意味しているか? ということです。
このOLさんの場合は、ご自身で〃幅が広い〃と思われています。

足のサイズは、足長(レングス)。(22.5センチ)
親指と小指の付け根の一番出っ張っているところの幅は、足幅(ウィズ ボールジョイント)。(9.2センチ)
その周囲は、足囲と申します。(21.7センチ)

足幅の測り方は、あまり締め付けないで測ります。

では、その数字を平均のものと比較してみましょう。
足図解.gif
ー女性ー(cm)
足長:足幅
22.0 : 9.0
22.5 : 9.1
23.0 : 9.2
23.5 : 9.4
24.0 : 9.5
24.5 : 9.6

ー男性ー(cm)
足長:足幅
24.0 : 9.9
24.5 : 10.0
25.0 : 10.2
25.5 : 10.3
26.0 : 10.4
26.5 : 10.5

そして足長と足囲の関係は、その比率で平均値を表せます。この数字が高いほど幅広と考えられます(高さを考慮していないのであくまで入り口の参考に)。

ー女性ー          細い(A~B)   普通(C-D)    幅広(E~F)
足囲 / 足長 = 0.97(98%)   ~93%    94~101%    102%~
ー男性ー
足囲 / 足長 = 0.98(99%)   ~91%     92~102%    103%~

さて、以上のことから、ご自身の足をどの様な足だと思われますか?
そして、その足に履く靴として、写真のような靴は、どうなのか?
ストレッチャーで伸ばせば解決するのか?

推理してみてください。
僕はある推論に達しました。


Q)丁寧なご回答ありがとうございました。
さっそく送っていただいた平均値と自分の足のサイズとを比較したところ、「幅はやや広めで平べったい足」といういことがわかりました。
指の長さに関しては、うーん、普段はいているドイツ製靴でしっかり紐を締めると指先に非常に心地よい空間があるのですが、 それは単純に靴幅が広いせいだけではなかったのでしょうか!? 自分の足の指が長いかどうかよくわかりませんが、少なくともニューバランスのスニーカーよりはドイツ靴の方がずいぶん楽に履けます。
と、いうわけで、「一度ストレッチャーを試してみよう!」という結論にいたったのですが果たしてこれで答えが合っているのでしょうか?



A)答えとしては、◯でもあり×でもあり、というところでしょうか。
なかなか、対面で行っているわけではないので、難しいのですが、写真まで送っていただいたので、それ生かせないかと試みています。
サイズを22.5cmとお書きだったのですが、これは自称サイズではなく、足長ということでよろしいですね(ちゃんと計られたとして)。
ということは、足囲の比率は96.4%と細いことを示しています。足幅は9.2cmと平均より広いことを示しています。 ここで「幅は広めで平べったい足」で正解なのですが、決して太いわけではない、ということです。
そこで、ヒールのある靴の写真から、選び方をみていると、どうも幅広のものを選んでおられるのではないかと思います。
間違いではないのですが、幅広の靴はその分太いので、これでは足囲が靴の方が大きすぎて前滑りを起こしているのではないでしょうか。(A)

それともうひとつ、第2指(人差指)が一番長いギリシャ型という足で、第1指(親指)が一番長い場合より、 第5指(小指)の位置が前に位置しているということもあります。(B)
以上のことから、ストレッチャーで伸ばすだけでは、解決になりにくいのではないか、というのが結論です。

(A)に関しては、靴ごと変えていただくのがベストですが、前滑りを防ぐ工夫で対応できるかもしれません。
(B)に関しては、ストレッチャーが有効です。

こんなところですが、いかがでしょうか。

足長と足幅、足囲のことばかり申してきましたが、もうひとつ重要なポイントがございます。
ボールジョイント(足の曲がる位置)が合っているかどうかです。
たとえば指の長い方は、ボールジョイントの位置が平均より下(中央より)にあることになります。
前の図を見ていただき、けい足中足点を結ぶ線と、中心線(踵点と第2指 の中央を結ぶ線) の交差する点(C)から踵点までの長さを後部足長と言います。

この後部足長の足長に対する平均の比率は、

後部足長 / 足長 = 0.68 ( 68% )

です。

指の長い方は、この比率が低くなります。
既成の靴を履くとどうなるかと申しますと、既成の靴は平均の比率で作られていますので、 足が曲がる位置がずれてしまうことになります。
実際に歩くという状況では、曲がる位置に足が滑り込んで、安定しようとしますから、 この後部足長の短い人は、先はあたって痛いのに、かかとはスカスカ浮いてしまう、ということになります。
心当たりのある方は、計ってみてください。

解決法は、合う靴を捜すしかありません。







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