Q&A 小指のあたる内側の革が擦り切れました


ライニング 小指.jpg

Q)英国製チャーチの靴で、左足小指の内張りの革が破れてしまっています。表の革に影響はなく(外観か ら判断しただけですが・・・)、内張りの革だけ張り替えれば、又履けそうなのですが、そういった修理は可能でしょうか?(男性)


A)小指の内張りの革(先裏革・ライニングと言います)のところが擦れて破ける、確かに足の形によって (時には左右どちらかだけ)、なってきますよね。
結論から申しますと、完全に張り替えるというのは無理です。なぜなら、ライニングも甲革(アッパー)と一緒に靴を作る際に行なわれる吊り 込みをされているからです。
では、バラせばできるのではないかとお思いでしょうが、次に吊り込む際に木型(ラスト)が必要なのでできません。(メーカーにとってラストは企業秘密の一種です)

ですからこのままでは直に指が表の革(アッパー)に触れるなりの負担をやわらげる為に、できることをします。
その破けた部分にちょうどはまるように、周りをすいた革を接着剤でパッチのようにあてがうということをします。
IMG_5230.JPG

ただ、履いている うちに湿気や擦れから、剥がれてくることもあります。しかし、アッパーへの負担を軽減するのには十分だと思います。
以前、フランスに住まれていたからのメールで、アッパーのひび割れた修理を、ごつい直し方(おそらく裏から革を充てて、縫ったのではない かと思います)をしていたそうなので、やはりこれといった修理方法は無いのでしょう。


修理のご依頼はこちらから shoefactory&shop 修理屋





この記事へのコメント