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Q) お尋ねで誠に恐縮なのですが、
ヒドゥンチャネル仕上げ(靴の縫い目を隠す仕上げ)をしていただくのと、そうでない場合のメリットとデメリットをお教え戴けますでしょうか?
素人考えですとチャネル仕上げの方が耐水性が多少高いような気がするのですが、 滑り易さを考えますと、チャネルで無い方が、滑り難いような気も致します。


A) 靴がグッドイヤーウエルト製法でしたら、縫い糸が靴の中まで入っているわけでなく、 コバのウエルトに縫われているので、耐水を考える必要もないでしょうし、糸自体に松脂を染み込ませて耐水対策はしてあります。

耐久性という意味では、アウトソールに別に薄い革を1枚張って糸を隠すわけではなく、ヒドゥンチャネル仕上げは写真のようにソールの表面を横から切り込みを入れて、表面を一旦起こし、そこに糸を縫い付け再度その起こした革を閉じます。
ですからそのまま溝を掘ったのと厚みでは変わりません。
ですから歩く際のソールの摩耗はどちらも同じですから、耐久性を重視するならヒドゥンチャネル仕上げより糸が縫われるソールの溝の深さに尽きます。
溝の深さが浅いほど、ソールの摩耗に伴って糸が露出して、ソールの摩耗に伴って糸が切れてしまいます。
ソールの1/3の深さの溝ならソールが半分も減ったら糸も一緒に切れる、切れたらソールがウエルトから剥離する可能性があります。溝の深さが
2/3の深さなら、ソールが半分に減っても糸は切れずに残るというわけです。
ですから溝の深さの浅いヒドゥンチャネル仕上げより、溝が見えた普通の仕上げ(オープンチャネル仕上げ)で溝の深さが深い方が、耐久性が高いと言えます。

滑りはほとんど変わらないでしょう。

つまり特に構造的にはメリットはない、見た目の装飾的な意味合いが強いとご理解ください。

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ジャラン


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