百科事典 タンスや下駄箱の中に入れていた靴やバッグ等の革の一部が急激に収縮した

収縮した革.jpg
Q) 数年前に家族でスイス旅行した際に BALLYの本店で購入した思いいれの深い紳士靴(牛革 ゴム底)ですが、 下駄箱においていたところ 湿気を吸収して水にしてためるタイプの吸湿剤と靴の皮革の部分が接していたために皮革の一部分が水分を吸収して乾燥しており、 結果として(ゴムソールがひん曲がるほど)一部分が楔形に硬化?してしまっていました。
ホームページを拝読する限り 修理する方法がみあたらないのですが、このような場合、皮をなめしなおすとかそんなやり方で(←素人の質問でごめんなさい) 少しはましになるものなのでしょうか?

ご意見をいただければありがたくメールさせていただきました。 よろしくお願いいたします。



A) タンスや下駄箱の中に入れていた靴やバッグ等の革の一部が急激に収縮しているケース、積雪の対策の融雪剤でも同じことが起こります。
このケースは単純に濡れて乾いた、と言うことではなく、吸湿剤(除湿剤)が原因の薬品による事故です。
吸湿剤(除湿剤)にはその成分に塩化カルシウムを使用しているものが多く、それが水分を吸って液状になり、 靴などの革製品に付着すると、革のタンパク質を変性させたためなのです。
薬品による革の成分の変質ですので、元に戻すことは不可能です。
今後は付着に注意するか、革の近くに使う乾燥には、塩化カルシウム系の物ではなく、シリカゲル系の物を使うように心がけてください。

 

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