百科事典 シーズンオフ等の長期保管する場合のお手入れ

Q) 革好きで、靴のみならず鞄等も手入れして永く使いつづけるのが好きです。
今から6年程まえ、背伸びをしてエドワードグリーンのストレートチップ(赤茶の濃い目)及びメダリオン? (薄茶)の2足を購入しました。
雪国なので、お気に入りの靴は冬は冬眠です。
そこで質問です。
・保管時の手入れ方法、気をつける点
以上、ご教授方宜しくお願い致します。(男性)
A) 通常のお手入れは、「Q&A お手入れの基本的なこと」で説明させていただいておりますように、お肌のお手入れと同じ要領です。
1.クレンジングで化粧を落とす。
2.乳液などでスキンケア
3.化粧をする。
ただ今回は長期保管する(使わない)というところが違うわけです。
これをお肌のお手入れに例えると、夜寝る前の状況と言えるでしょう。
夜寝る前は化粧をして寝ないですね、お化粧を落して保湿などお肌を整えて寝るます。
上の1~3で言いますと、2で止めて3は朝起きてからということになります。
保革をして革の通気性をなるべく損なわないということです。
ですから過去のワックス分をステインリムーバーで落とし、すっぴん状態にしてやる。 (ツヤの正体:ワックスが通気性を妨げている)
その後普通のクリームではなく、デリケートクリームのような蝋分を含まない物だけで保革お手入れする。 ですから、ツヤの出ていない状態です。
普通なら、この後にワックスを含んだ乳化性のクリームで磨くわけですが、それはお化粧にあたりますので、保管の前にはその前で止めておくのです。
保管場所に関しては、日本の高温多湿の気候を考えた場合に、箱に入れっぱなしというのは良くないでしょう。
使用した靴ですとカビの発生の恐れもあります。
定期的に換気するか、付属の布製の袋に入れての保管も良いかと思います。
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