修理例 オールソール張替え Ansewn(アンソーン)

今回の靴は米国製のAnsewn/アンソーン。

ミッドソールとアウトソールの2重構造になったマッケイ製法で作られた靴です。

<マッケイ製法 ミッドソールあり>
1ダブルマッケイ_LI (2)_Moment(3).jpg


今回2回目のオールソールなのですが、前回の修理の際にミッドソールが革ではなかったので新たに作り直し、ミッドソールだけを靴にロックステッチで縫い付け、そのミッドソールにアウトソールをアウトステッチで縫い付けるというブラックラピド製法にした経歴がありました。


<ブラックラピド製法>
1ブレイクラピッド.png

ブラックラピド製法で一番メジャーなところではやはり米国製のBASSローファーがあります。

この利点は、履けば摩耗するアウトソールを交換する際に、マッケイ製法では靴本体に縫い付けるのに対し、ミッドソールに縫い付けるので靴本体には負担が掛からない(グッドイヤーウエルト製法と同じ)ということがあります。

<グッドイヤーウエルト製法>
1crop-goodyear-construction.jpg

今回、まさにその利点が発揮された例ですね。
まだ数回は張替え可能だと思います。


完成


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オールソール張替え(税抜価格)
 ベルギーレザー 
シングルレギュラー:12,000円
 無料オプション 
つま先ラバー仕様:0円

履き心地は修理する前より良くなるという、これは新しい靴を買う事では得られない魅力です。
当店では特にこの履き心地と耐久性に特化した修理内容で、皆様をお待ちしております。
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